A.腫瘤病変(リンパ節等)
対象となる検査
G0003、G0010、F0006、GF0001、G0004、G0016

(1)針吸引サンプルを用いる場合
1) きれいな容器(スピッツ管、サンプルチューブ)に1 〜 2mlの生理食塩水を入れて下さい。
2) 23 〜 21G の注射針を用い、FNA 生検と同様に組織を吸引して下さい(図1)。
3) 針をはずさず、1)の容器の中で生理食塩水を吸引・排出(5 〜 6 回程度、注射針
に残った細胞・組織を洗い流すように)を繰り返して下さい(図2)。
4) 新しい針と注射器で2)・3)を繰り返し、同じ容器に2 〜 3 回分のFNA 生検サンプルを採取して下さい。
5) 容器の蓋をしっかり閉めて下さい。輸送中の漏れが心配な場合には、パラフィルム等
で密封して下さい。
6) 冷蔵で保存して下さい。


組織・細胞量の目安
クローナリティー解析・c-kit 遺伝子変異検査:肉眼で濁りが確認できる程度
リンパ球表面マーカー解析T/B セット:肉眼で明らかに濁りを確認できる程度

注意:ホルマリンは使用しないで下さい。

(2)ツルーカット/ パンチバイオプシーあるいは切除組織を用いる場合
1) きれいな容器(スピッツ管、サンプルチューブ)に生理食塩水を適量入れて下さい。
2) ツルーカット/ パンチバイオプシーにより組織を採取、あるいは切除した組織から組
織塊を採取して下さい(図3)。
3) 採取した組織は1)の容器に入れて下さい(図4)。リンパ球表面マーカー解析T/B セットは、生きた細胞が必要となります。細胞は乾燥により死んでしまいますので、組織が完全に生理食塩水に漬かるようにして下さい。
4) 容器の蓋をしっかり閉めて下さい。輸送中の漏れが心配な場合には、パラフィルム等で密封して下さい。
5) 冷蔵で保存して下さい。


組織・細胞量の目安
クローナリティー解析・c-kit 遺伝子変異検査:米粒大
リンパ球表面マーカー解析T/B セット:小豆大

注意:ホルマリンは使用しないで下さい。

(3)スライドグラスへ吹き付けたサンプルを用いる場合
1) スライドグラスを用意して下さい。
2) 23 〜 21G の注射針を用い、FNA 生検と同様に組織を吸引して下さい(図5)。
3) 採取した組織を、細胞診用の塗沫を引く要領で、スライドグラスに吹き付けて下さい(図6)。
4) 組織を吹き付けたスライドグラスは、よく乾燥させて下さい。
5) 常温で保存して下さい。

注意
1)スライド標本の固定、染色、封入は検査に影響しません。
2)病理組織標本では、検査できません(ホルマリン固定が検査を阻害)。
3)スライド標本からの検査では検体量が少なく、遺伝子が採りきれない場合があります。ま た、標本によっては遺伝子が切断され、検査を行なっても評価できない場合があります。 可能であれば、上記(1)もしくは(2)の方法で採取して下さい。





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B.眼、鼻、口腔内からの拭い液採取法
対象となる検査
G0020、G0007、G0008、G0011、G0009、G0012、G0013、G0022、G0023

1) きれいな容器(スピッツ管、サンプルチューブ)に2mlの生理食塩水を入れて下さい。
2) 市販の滅菌綿棒で、病変部をよく拭って下さい(図7)。
3) 綿棒の先を切断し、1)の容器に入れて下さい(図8)。
4) 容器の蓋をしっかり閉めて下さい。輸送中の漏れが心配な場合には、パラフィルム等で 密封して下さい。
5) 冷蔵で保存して下さい。。


注意
他の動物に触った手で綿棒の先に触ると、コンタミネーションによる偽陽性がでる 可能性があります。サンプルを採取する際には、手をよく洗う、または手袋を替える など、注意して下さい。



.末梢血
対象となる検査:全ての検査
(抗凝固剤をEDTAに限定する検査があります。ご注意ください)


検査
容量
抗凝固剤

クローナリティー解析
2.0ml
EDTAもしくはヘパリン
リンパ球表面マーカー解析T/B セット
2.0ml
EDTAもしくはヘパリン
c-kit/MDR1 遺伝子変異検査
1.0ml
EDTAもしくはヘパリン
バベシア・ギブソニ/ ヘモプラズマ/パボ
1.0ml
EDTAもしくはヘパリン
FCoV/FeLV/FIV 定量検査
1.0ml
EDTA
FCoV・FeLV・FIV 定性検査
1.0ml
EDTA
イヌジステンパー定性検査
1.0ml
EDTA





注意
他の動物に触った手で綿棒の先に触ると、コンタミネーションによる偽陽性がでる 可能性があります。サンプルを採取する際には、手をよく洗う、または手袋を替える など、注意して下さい。




D.血漿
対象となる検査
G0017、G0018、G0019、G0020
EDTA 処理された血液から血漿を0.2ml用意して下さい。


E.胸水・腹水・脳脊髄液
対象となる検査
G0003、G0010、F0006、GF0001、G0004、G0016、G0015、G0020
1) きれいな容器(スピッツ管、サンプルチューブ)を用意して下さい。
2) 採取した胸水・腹水・脳脊髄液を容器に入れて下さい(FCoV;1.0
ml以上)。


注意
クローナリティー解析・リンパ球表面マーカー解析T/B セット・c-kit 遺伝子変異検査では、胸水・腹水・脳脊髄液に異常な細胞が出現していることを確認して 下さい。検体中に腫瘍細胞がないと「異常なし(c-kit;変異なし)」と判定されます。異常細胞の濃度が少ない場合には、出来るだけ多くの量を採取して下さい。 当社で検査前に遠心操作により細胞を回収します。



F.糞便
対象となる検査
G0020、 G0024
1) きれいな容器(スピッツ管、サンプルチューブ)を用意して下さい。
2) 糞便1.0g(大豆大)を採取し、容器に入れて下さい。


G.皮膚糸状菌検査
対象となる検査
G0025
G.皮膚からの拭い液採取法
1)きれいな容器(スピッツ管。サンプルチューブ)に2mlの生理食塩水を入れてください。
2)市販の減菌綿棒で。病変部をよく拭って下さい。(図9)。綿棒の先端を整理食塩水で濡らしてから採取すると、採り易いです。
3)綿棒の先を切断し、1)の容器に入れてください(図10)。
4)容器の蓋をしっかり閉めてください。輸送中の漏れが心配な場合には、パラフィルム等で密封して下さい。
5)冷蔵で保存して下さい。
.毛・鱗屑の採取法
1)病変部の毛・鱗屑をきれいな容器に採取して下さい。(図11)。
2)冷蔵で保存して下さい。



注意
症例によっては、拭い液検出され毛で検出されない、逆に拭い液で検出される場合があります。可能ならば、1つの容器にGとHで採取した液体を混ぜてください。





<依頼に関する注意点>

(1) 当社では、依頼前の病院様の登録等は必要ありません。検体をお送りいただいた時点で、登録となります。
(2) 細胞診のみの検査は、行っておりません。ご了解下さい。
(3) 細胞診とのセットをご依頼の場合、遺伝子検査用の検体の他にスライド標本と細胞診依頼書が必要になります。
スライド標本は、風乾、アルコール固定、染色済、封入済、いづれの段階で止めていただいても結構です。必要な処理は当社で行います。
お送りいただく際には、検体・スライド標本・検査依頼書・細胞診依頼書の4点が揃っていることをご確認下さい。
(4) 依頼にはケーナインラボ専用の依頼書をご使用下さい。モノリスの依頼書とは異なります。ご注意下さい。
(5) 検査結果は、検体を受け取り後5〜 7日以内にご報告します。至急報告(検体受取後3日以内)をご希望の場合、検査費用は2割増とさせていただきます。ただし、細胞診は至急報告できません。
細胞診が含まれる場合には、検査のみ至急報告とさせていただき、細胞診は通常報告(5〜7日以内)となります。

<検体の集荷および送付について>
(1) (株)モノリスが、当社の検体を集荷します。集荷地域の場合、モノリスに連絡し集荷を依頼して下さい。
モノリスの集荷範囲外の場合、当社に冷蔵便で直送して下さい。送料はご負担下さい。
(2) 直送の場合、翌日午前中着でお送り下さい。
地域によっては午前中に着かない場合がありますがなるべく早く到着するよう手配して下さい。
(3) モノリスは検体の回収のみとなります。検査報告・費用請求等は当社が行います。







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